1982-04-14 第96回国会 衆議院 外務委員会 第8号
御承知であろうと思いますが、施政方針演説それから財政方針演説、外交演説等は閣議において決定をいたしますから、したがって、この外交演説というものはそれなりの重要性があるわけですね。すなわち閣議は、この私の言わんとしておる方針はそれを認めて私の外交演説になっておる、そういうことでございますから、ただ単に演説の中に入っているということではないということを御了解をいただきたいと思います。
御承知であろうと思いますが、施政方針演説それから財政方針演説、外交演説等は閣議において決定をいたしますから、したがって、この外交演説というものはそれなりの重要性があるわけですね。すなわち閣議は、この私の言わんとしておる方針はそれを認めて私の外交演説になっておる、そういうことでございますから、ただ単に演説の中に入っているということではないということを御了解をいただきたいと思います。
大臣は、よく経済は生き物だと言われる、私も全くそのとおりだと思うのですが、実際のところ、大臣が財政方針演説をされた時点から一月ぼどの間に、すなわち昨年末からことしの年初めにかけて日本の経済の実態が明らかになってきているわけでありまして、それは一月前とはある意味では大きく異なった様相を呈しているのではなかろうか。
こういう試算、あくまでこれは試算でありあるいは政策の手がかりであるという言い方をしておりますけれども、大臣としては、財政方針演説の中でも言っておりますように、結局、補助金をもらっているのも国民じゃないか、行政サービスが下げられるのがいいか、負担が多くなるのがいいか、負担が少ない方がいいか、これは選ぶのは結局国民じゃないか。国民といっても、現実には政府が一つの方針を立て、そして政策を実行していく。
したがって、その当時大蔵大臣は、五十毎度の当初予算を出されるにおいて、国債を二けたでやってきたのを一けた台に抑えるということをやはり財政方針演説の中で述べていらっしゃるわけですね。ですから、減らそうとした努力というのはわかるんですが、そのときにはすでに財政のバケツの底は抜けておったということははっきりしておるのではないか。
○福田国務大臣 まず第一は、財政運営の基本理念、こういうことでございますが、これは、財政方針演説でも明らかにしておるところといささかも変わりはございませんです。つまり財政、予算の目的は、健全な社会を形成するというところにあるのでありまして、経済成長それ自体を目的とするのではない、成長の成果を、財政を通じてさような福祉、健全社会建設のために使うのだ、こういうことでございます。
ところで、大蔵大臣の予算の審議に対する財政方針演説の中で、福田大蔵大臣はこういうことを言っておるわけであります。「成長する経済におきまして、成長政策を進めながら物価の安定を確保することは、きわめて困難な課題であります。しかし、総需要を適正な水準に保つとともに、競争条件を整備し、輸入政策の活用をはかり、経済の効率化を進め、全力を尽くしてその実現に努力いたしたいと存じます。」
あなたが国会の財政方針演説でこの二つの課題に置くのだということを高々と述べているならば、なぜ二五%をもっと切り下げた対前年度比でいかないのか。一五%でこの二つの課題を解決できるのかできぬのか、できるとすればその理由、根拠、これをお述べ願いたい。
こういうことをあなたは財政方針演説の中においておっしゃったわけですが、地方財政の内容が幸いにして著しく改善されつつあるという、大蔵省として、あるいは大蔵大臣としての御認識なんですね。どうもこれが甘いような気がしてしようがない。
財政方針演説で述べられたように、非常にバラ色に考えられているようだが、あのままに受け取っていいか、それとも、もっとあれにつけ加えるべきことがあるかどうか、その点簡単にお答え願います。
まず第一に、政府は前国会の財政方針演説におきまして、大蔵大臣が四十二万戸の住宅の建設を約束されております。その後もたびたび繰り返しておられるのであります。
財政方針演説で述べられた蔵相の海外の経済情勢、国内の経済情勢に対する見解、なかんずく、わが国の対外経済政策が国際経済の基本的動向である自由化の趨勢になるべくすみやかに即応して運営されるよう改善することをもって第一義とし、それが可能となるごとく国内経済政策の運営に計画性と総合性を盛り込んで行くことが、今後のわが国の財政金融方策の基本となるべきものとの確信を蔵相は表明されておりますが、その確信を私も支持
そこで若しも政府が自発的に大蔵大臣をしてこの修正案を含めての提案理由の説明に類するものを本会議において発言するとするならば、それによつて我々は財政方針演説の要求はしまいと存じていた次第でございます。
第九については、特にきようは六月の暫定予算が国会に提案されたのですから、本来なら、従来の慣例によれば、本予算なら大蔵大臣から財政方針演説等もあるわけです。従つてわが党としては、この性格並びに編成の方針等について、きよう緊急質問をやらしてもらいたいということは当然だろうと思います。
○松井委員 要望しておきますが、施政方針演説、財政方針演説とともに、外交方針演説もぜひやつていただくように御努力を願いたい。私はそれだけであります。 ―――――――――――――
○石田(一)委員 そうすると提案者は、今他の委員の不規則な発言の中にもその通りだという言葉があるにもかかわらず、この国務大臣の演説というものは、予算書に関する池田大蔵大臣の財政方針演説であつたということを言うことが、あなたの提案の理由を幾らかでも稀薄にするというような細心な注意をお拂いになつて、そのことに触れまいとお考えになつていると私は解している。それよりほかには考えようがございません。
あなたはそうおつしやいますけれども、要するに一月二十六日の国務大臣の演説に対する質疑といいますが、この国務大臣の演説というのは、池田大蔵大臣が予算書に関して財政方針演説をやつたことだとあなたは御記憶ではございませんか。そうじやないのですかと聞いておるのです。 〔「その通り」と呼ぶ者あり〕
○石田(一)委員 私のお聞きしますのは、本日の議題は国務大臣の演説に対する質疑ということに議長が宣言しておるが、提案者としては、当日の議題の国務大臣の演説というのは、池田大蔵大臣の予算書に関して、要するに一応財政方針演説をやつた、そのことに対する質疑ではなかつたかということをお聞きしておるのであります。
なお、池田大蔵大臣の財政方針演説中、米軍駐留の費用に関して、我が方の負担は米国側の負担に比して僅少であると報告され、與党自由党の諸君の拍手を得たのでありますが、我が方の負担は、予算にもはつきり六百五十億円と計上されておるのであります。米国における予算は一億五千五百万ドル、即ち円貨に換算して五百五十八億となり、彼我の負担は遙かに我が方が多いのであります。
大蔵大臣は財政方針演説で、その講和関係費によつて国民生活水準が下るようなことはないと、こう言つておるのですが、そういう保証がどこにあるのか。一般的には例えば賠償などについては、日本が存立可能な経済を維持し得る程度において賠償をするということになつておる。その存立可能という問題を大蔵大臣はどういうように解釈しておられるか。あの條文にはいわゆるヴアイアブル・エコノミーとなつておる。
そこで池田蔵相の財政方針演説によりますると、次のような点が強調せられております。即ち経済運営の基本方針を安定と能率と発展の三点に置いて、そうして特に健全財政を中心にいたしまして、先ず第一に租税負担の合理的調整によつて勤労意欲の向上を図るようにこの予算は組まれている。第二点は、直接的な経済統制を廃して、資金面から調整を図つて行く。そうして資金の計画化の要素を現状に比べて今後増加をして行く。
又その後になつた場合には、大蔵大臣の財政方針演説が、総理のそれとは切離して次の機会にするという、その程度にも遅れる場合があるのですか。その点を……。
○成田委員 大体新聞紙上で承知したこと、あるいはきのうの大蔵大臣の財政方針演説で承知した範囲内で、御質問したいと思いますが、昨日の大蔵大臣の財政方針を聞いておりますと、大体補正予算において来年一月から千円のベース・アツプ、それと年末給與として若干の年末給與を見込んでおる、こういう演説があつたのであります。